バーンスタイン ドヴォルザーク:交響曲第7番を久しぶりに聞く

S.M.S.L PL200が家からなくなって、仕方なしにロートルのDVDプレーヤーでCDを聞いているが、独奏や室内楽は何とか聞けるが、オーケストラは不満の塊になる。
仕方なしに、え?このメーカー、CDプレーヤーなんて作ってたの?というメーカーのCDプレーヤーを注文してみる。
届くのはたぶん明日。
レポートは聞いてみてから。
S.M.S.L PL200は音が大変気に入っていただけに、残念無念。
では、本題(^^;;;;。
今から約10年ほど前、小生は重症のドヴォ7病に罹った。
ドヴォルザーク:交響曲第7番と言う、それまであまり聞いてこなかった楽曲にどはまりし、同曲のCDを買いまくり、毎日1回はどれかのドヴォルザーク:交響曲第7番のCDを聞かないと気が済まない、という日が結構長い間続いた。
CDだけで30種類以上集めたか。
そのきっかけを作ったCDがようやく見つかった。
どこに入れたのか忘れてしまい、探してもなかなか見つからなかったのだ。
なんと、カラヤンのCD群に挟まっていた。
たぶん、CDを整理、あちこち大量に動かしているときに紛れ込んだのだろう。
それは、1963年録音のレナード・バーンスタイン盤だった。
小生のCDは--没後5年特典記念盤--とあり、”not for sale”、すなわち非売品で、没後5周年のセット物のおまけらしい。
中古盤を漁っていて見つけたと記憶している。
では、そのバーンスタイン盤がよくて同曲にはまったのかと言うと、まったく逆だった。
その演奏内容に、頭に?マークでいっぱいになってしまったのが、きっかけだった。
ドヴォルザーク:交響曲第7番って、こんなに運命的で暗い楽曲だったっけ?
他の指揮者による演奏録音はどうなっているんだろう?と疑問が湧き、見つけたCDを片っ端から買う結果になってしまった。
今はだいぶ処分したので、残っているのは少なくなってしまったが、それでもまだいくつかは棚に残っている。
久しぶりにドヴォルザーク:交響曲第7番のバーンスタイン盤を聞いてみたが、その印象は同曲にはまり込んだ時と変わらない。
テンポはゆったり気味で、第2楽章などかなり暗い音楽になっている。
それに輪をかけたように、ホールトーンの影響もあるのか(調べたら、それまで録音に使っていたホールではないそうな)、オーケストラの響きがなんだか薄く、最後は華々しいものの、全体的には暗めの演奏録音になっている。
最初、あまり感心しなかった演奏録音にはまり、次々と同じ楽曲のCDを買う羽目に陥ったのだから、音楽という趣味の罠はどこに転がっているか分からない。
同曲では、ピエール・モントゥー、カルロ・マリア・ジュリーニ、チャールズ・マッケラスなんてのが、まだ棚に生き残っているのかな。

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