マンゼのヴァイオリンでビーバー:「ロザリオのソナタ」を聞く

ビーバーの「ロザリオのソナタ」で初めて聞いた録音がマンゼ盤のCDだった。
ホロウェイ盤を薦める声もあり、普段はオーディオ機器の入れ替えなどの時、けっこうホロウェイ盤をリファレンスにして聞くことが多いが、マンゼ盤はどこかに隠れてしまい、しばらく見つからなかったのだ(と言うことは10年以上になるのか^^;)。
ところが、灯台下暗しの棚から見つかった。
やれやれ。
整理しないで雑然と置いているときは案外見つけやすく、整理しちゃうと「どこに行った?」状態になることがよくある。
久しぶりにマンゼ盤を聞き始めて、「ロザリオのソナタっていいなあ」と思わせてくれた記憶が蘇ってきた。
「ロザリオのソナタ」はホロウェイ盤やマンゼ盤以外にも少し集めたことがあったが、なぜ小生にはマンゼ盤がいいのか、今回理解できたようなところがある。
それは楽器が少ない、ということが第一だった。
マンゼのヴァイオリンとエガーのオルガンかチェンバロだけで演奏されるので、ビーバーの楽曲の持つ魅力と言うか、旋律線の美しさが際立ってくるのだ。
響きが単純な分(演奏者の音色の多彩さは聞きものだが)、その演奏に没入して聞いていられる。
宗教的な意味付けの題名が濃厚だが、それを気にせずに楽曲の美しさに浸っていられる。
それに、ヴァイオリンが主役の録音が何よりもよい。
いろいろ聞いた中には、各楽器は平等に聞こえなければならない、てな教条主義的な録音のためか、通奏低音にヴァイオリンが少し埋もれ気味だったり、通奏低音の楽器がやや多めで(と言ってもあと一つくらいだが)、合奏曲のように聞こえるものもあったような記憶が...。
だいぶ記憶が曖昧になってしまっているが。
ただ、ビーバーは「ロザリオのソナタ」が余りにも素晴らしいので、ビーバーの他の楽曲のCDもあれこれ買って聞いてみたが、「ロザリオのソナタ」のような感興を聞かせてくれるものはなかったっけ。
小生がビーバーの全貌を知らないだけなのだが。
でも、このマンゼ盤「ロザリオのソナタ」が小生にとっては非常に良い...と言うのは間違いがないようで。

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