1927

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1927(28)ワーグナー/「さまよえるオランダ人」序曲 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 極めて早い演奏だ。疾風怒濤、メリハリの利いた演奏で1928年当時のクナの覇気のようなものが感じられる。それでも、アンダンテでのシミジミとした木管の響きは素晴らしく、これは後年の演奏まで引き継がれてゆく。それにしても、当時のベルリン・フィ...
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1927(28)ワーグナー/「ワルキューレ」ワルキューレの騎行 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 「ワルキューレの騎行」にしては音楽はのどかである。馥郁とした味のようなものはあるものの、緊張感に乏しく、あまり書くことはない。
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1927(28)ワーグナー/「パルジファル」舞台転換の音楽 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

  一聴、感じるのはポルタメントやレガートの嵐だ。当時のオーケストラの特徴とは言え、まかり間違うとグリッサンドになってしまうようなポルタメントは、1950年代以降のオーケストラの音を聞き慣れている耳には多少違和感が残る。いつ頃から、オーケ...
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1927(28)ワーグナー/「ローエングリン」第3幕への前奏曲 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

この録音は、クナッパーツブッシュの録音ではなく、オットー・マリエンハーゲン指揮ベルリン・フィルの演奏であることが確認できた。
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1927(28)ワーグナー/「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

  Deutsche Grammophon/POCG-2128とPREISER/90286は、ほぼ遜色のないクオリティだ。Deutsche Grammophon/POCG-2128は3面にわたるSPからの復刻のようで、盤面によって音色が変...
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1927(28) ワーグナー/「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕への前奏曲 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

1928 ワーグナー/「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕への前奏曲 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  基本的に、クナの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕前奏曲を単体で録音したものは、1928年ベルリン・フィル...
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1927(28)ワーグナー/「ニュルンベルクのマイスタージンガー」徒弟たちの踊り ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

  演奏は、のんびりした古き良き時代の演奏のようで、その雰囲気は実によい。ワーグナーと言うより、のどかに演奏されたチャイコフスキーのような音楽だ。そのチェロのメロディの伸びやかさがたまらない。 アッチェランドがかかりそうな箇所も、そのまま...
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1927(28) ワーグナー/「タンホイザー」バッカナール ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 バッカナールでは、序曲からのつながりでカラヤンのEMI盤をよく聞いた。が、しかし最近トスカニーニの録音を聞いてその迫力に唸ってしまった。 クナのこの28年盤はどこかおっとりしている中にも(シンバルがずれたりする)、大迫力の脅迫的なバッカ...
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1927(28)ワーグナー/「タンホイザー」入城行進曲 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 第1幕でヴェーヌスの魔窟から逃れ出たタンホイザーの帰還を祝って「歌合戦」が開催されることになり、その競技場の観客として様々な貴人が入場する場面の第2幕で使用される音楽。グランド・オペラ風に、舞台に大人数が並ぶための音楽で、その舞台の豪華...
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