
新しいCDプレーヤー&DACが来ると、あのCDはどんな音がするんだろう?と、頭に?マークがいっぱい付き、あれこれCDを引っ張り出しては聞いている。
その中で昨晩主に聞いたのが、佐藤俊介氏のヴァイオリンによるJ.S.バッハ:「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」。
これは、ACOUSTIC REVIVEという、オーディオアクセサリーを主に作っているメーカーが自社レーベルを立ち上げ、自社で録音して販売しているCDシリーズの中の1セット(2枚組)。
ACOUSTIC REVIVEがCDを作っていることは知らなかったが、Audio Accessory誌179号のおまけCDでその存在を知った。
最初に入っていたKoike Strings and 新垣隆(P)のシューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」第4楽章の音に度肝を抜かれ、その他のサンプルも素晴らしい音だった。
ただし、決して派手な音ではなく、「目の覚めるような華やかな音」てな、人工的な匂いのする音では全くないので念のため。
ACOUSTIC REVIVEのCDをあれこれ買い集め、その録音の良さに、さすがオーディオアクセサリーにこだわるメーカーだけのことはあるな、と感心した。
この、「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」は2019年に音楽雑誌や新聞などで話題になったらしいが、小生、雑誌も新聞もほとんど読まない悲しさ、実際に自分でCDを手に取るまでその存在を知らなかった。
Audio Accessory誌は以前の仕事の関連で見ることが多かったが。
今は全く見ていない(^^;。
新しいCDプレーヤー&DACのセットは非常に静かで、その透明な静けさの中からヴァイオリン・ソナタ第1番が流れてきたときは震えた。
その各音の音程の正確さと言うのか、録音の良さと相まって、破綻のない演奏に安心して聞いていられる。
例えば、ナタン・ミルシテインやヘンリク・シェリングなどの過去の同曲集の名盤と違い、新しい感性、技術でなしえた演奏録音と捉えることができるのかもしれない。
このCDは、音楽ファンだけではなく、オーディオファンにも福音となるような録音だろう。
いやー、新しいCDプレーヤー&DACのセットで聞いても素晴らしかった!
