1928 1928 ウェーバー/歌劇「魔弾の射手」序曲 バイエルン州立歌劇場管弦楽団 「オイリアンテ」序曲をフルトヴェングラー盤とクナッパーツブッシュ盤で聞き比べてみたので、おなじCDに収録されているという利便性もあり、フルトヴェングラー盤と聞き比べてみようと思って聞き始めたら、勝負にならなかった。これはフルトヴェングラー盤... 1928record
1928 1928 ロッシーニ/歌劇「ウィリアム・テル」序曲 バイエルン州立歌劇場管弦楽団 ロッシーニの作だけに、イタリア・オペラだとばかり思っていたが、実は「ウィリアム・テル」はフランス語で書かれた、ロッシーニ最後のフランス大歌劇なのだそうだ。 クナの「ウィリアム・テル」序曲は古めかしい録音が1種残っているだけだが、参考にトス... 1928record
1928 1928 リヒャルト・シュトラウス/歌劇「インテルメッツォ」よりワルツ ベルリン州立歌劇場管弦楽団 のんびりとしたウィンナ・ワルツへの郷愁が奏でられる。ラヴェルもウィンナ・ワルツのオマージュとして「ラ・ヴァルス」で作曲したように、ワルツは当時の作曲家にとって特別の意味を持っていたのかも知れない。リヒャルト・シュトラウスの「インテルメッツォ... 1928record
1928 1928 リヒャルト・シュトラウス/歌劇「サロメ」より7つのヴェールの踊り ベルリン州立歌劇場管弦楽団 最初のエキゾティックな部分から、オーケストラの音はずれていてなかなか微笑ましい(^^;。ゆったりとダンスが始まるが、クナのテンポはゆっくり気味だ。後で取りあげる「インテルメッツォ」のワルツとは異なり、モダニストとしてのリヒャルト・シュトラウ... 1928record
1928 1928 リヒャルト・シュトラウス/「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」ベルリン州立歌劇場管弦楽団 はっきり言って、クナで「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」を聞くという、必然性に乏しい演奏録音である。クナは既にバイエルン州立歌劇場の音楽監督に就任していたが、1928年当時は、ウィンナ・ワルツを除くと、あまりいい演奏録音はない。「... 1928record
1928 1928 ハイドン/交響曲第94番「驚愕」ベルリン州立歌劇場管弦楽団 1928年盤はそれほどテンポは遅くはない。弦楽器の独特のテヌートが魅力的。少し素っ気ない表情ながら、経過句によっては人なつっこさも聞くことができる。第1楽章18小節から106小節の繰り返しも律儀に守られている。21小節からトゥッティで流れる... 1928record
1928 1928 ヨハン・シュトラウス2世/歌劇「こうもり」序曲ベルリン州立歌劇場管弦楽団 歌劇「こうもり」序曲は、ウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートでも毎年のように取りあげられ、耳にすることができる。クナの1928年録音はさすがに音の上で古めかしく、現代のハイファイ録音に比べるべくもないが、その音楽の内容に関しては、現... 1928record
1928 1928 ヨハン・シュトラウス2世/「ウィーンの森の物語」ベルリン州立歌劇場管弦楽団 クナのワルツ「ウィーンの森の物語」は前奏とレントラー(チターで奏でられる部分)の前奏部をカットし、チターの独奏部(情緒タップリなヴァイオリンが重なるが)から始まる。そのチターの部分の、ゆったりとして哀感を感じさせるメロディの素晴らしさから、... 1928record
1928 1928 ヨハン・シュトラウス2世/「人生の歓び」ベルリン州立歌劇場管弦楽団 ワルツ「人生の歓び」の最初のティンパニーの音はかなりチャチだが、前奏部から主部に入っての豊かなメロディは伸びやかに自分の人生を振り返るように、幾分の人生の苦みと、その苦みを知り尽くした自信のようなものを感じ取れる。でも、それは題名の読み過ぎ... 1928record
1928 1928 ヨハン・シュトラウス2世/「ドナウの精」ベルリン州立歌劇場管弦楽団 ワルツ「ドナウの精」第1ワルツの、のどかでゆったりとした音楽は夢見るようで美しい。元々、オペレッタ「シンプリチウス」に使用されたメロディを編曲されたものだそうで、オペレッタにはドナウ川とは関係なく、「ドナウの精」も出てこないのだそうだ。もの... 1928record
1928 1928 ヨハン・シュトラウス2世/「加速度」ワルツ ベルリン州立歌劇場管弦楽団 クナ1928年の「加速度ワルツ」は実に面白くて素敵だ。 前奏部こそ蒸気が沸き立ち、気化してゆくかのようだが。主部に入ると、心地よい風が力を強め、また力を蓄えながら舞っているようで、ふくよかで美しい。実際音楽は加速しては元に戻るのだが、その楽... 1928record